パリふたたび

 

 

ル・ピュイ・アン・ブレを予定より早めに経って、リオン駅に到着し、

駅の近くのホテルにチェックイン。

それからすぐさま、パリの街へくり出す日本人二人。

 

まず向かったのは『不思議のメダイの聖母の聖堂』

それはパリの街中、7区の老舗デパート、ボンマルシェの裏通りに

ひそやかに存在する。

 

通称「奇跡のメダイ」「不思議のメダイ」などと呼ばれる聖母マリアを奉る

有名な聖堂。


ここは入口を入ったところ。


 


長い話、ショートカットすると、1830年シスター・カタリナの前に

聖母マリアが現れ、思し召しのようにメダルを造るように伝えられる。

この時聖母マリアから受け取った祈りの言葉は

「原罪なくして宿り給いし聖マリア、御身により頼みたてまつる我らのために

祈りたまえ」 と言うものだったと言う。

 

その後コレラがパリを襲って何万人もの死者が出る中、

このメダルが何千個も配られた後、コレラが鎮まったのだと言う。

その後数々の奇跡が起きるようになった事から「奇跡のメダイ」などと

言われるようになり、後にヨーロッパ中に広まっていったんだそうな。

 

聖堂の中に入ると、街の喧噪とはうってかわって、静粛な礼拝堂。

みなさん熱心に祈りを捧げている。
本堂の最前の柵の前では、ひざまずいて祈ってる。

 

中心にはマリア像。

ここの神聖な空間がとてもよかった。

この場の空気、というかヴァイブに引っ張られ自分もマリア像の前で
ひざまずき祈りを捧げた。

 

 

 

祈りのあとは、すぐそこのボンマルシェに入ってみた。

ここは世界最初の百貨店と言われている老舗。

なんでも、バーゲンセールやらショーケースでの商品の展示、

値札を付け定価販売を始め百貨店としてのスタイルを確立していったのだとか。


 

 

中に入るとどういうわけか、われわれの地元ブルックリンが

大々的にフューチャーされている。

パリに来て、しかも老舗デパートでわが町のグッズを見るなんて

なんかおもしろい。 

パリジャン&パリジェンヌにはヒップな街に映るのだろうか?

 

買い物用のショルダーバッグを吟味するのりこ。


 

 

2階に上がると、ブルックリンの街の風景をCGで合成して
アミューズメントパークにしている映像を流していた。

パリで観るブルックリン。


 

 

デパートの真ん中は吹き抜けで広々。


 

 

別館の食品売り場にもよってみた。

なかなかステキングなお菓子やケーキ、高級食材が売られていた。

 

ケーキうまそー。


 

 

食品売り場にもブルックリン。

地ビール、ブルックリンラガーをはじめ、ブルックリン色が目立つ。

さすがにわざわざパリに来てそれは買わないけどね。

 

夕食を食べにボンマルシェから歩いてモンパルナスの駅の近くにある

日本人が経営するレストラン、Le Clos Y という所に向かった。


今回のフランス旅行、パンケーキとかキッシュとか美味しいものはあったけど
メインの食事に関しては大当たりがなく、ここでひとつまともにうまいものを
味わいたかった。
 

中に入るとほぼ全員日本人で日本語で対応してくれた。

もちろんシェフも日本人、料理は日本とフランス料理の融合した

創作料理と言ったところ。
 


 

 

夜は4ディッシュと6ディッシュの二つのコースがあったので、

おれたちは4ディッシュコースにした。

基本おまかせなのだけど、客の好みに合わせて内容を代えてくれる

というのも嬉しい。

おれたちはお肉以外のものは食べないのと、今までほかのレストランで

魚料理と言えばさんざんサーモンばかり食べてたので、サーモン以外の

魚料理が食べたいと伝えた。

でてくるものはどれも繊細ではじめて食べる驚きもあり、
ここに来れてほんとにラッキーだった。

黒いやつはなんか皮が炭で覆われてて、中に白身魚。
これはめっちゃうまかったよ。
 





 

ワインも上品な味わいでどれも美味しく、食事は大満足。

デザートの段階で、お店の方がサービスでチョコレートでエッフェル塔と

モンサンミッシェルの絵とメッセージを書いてくれた。 

これがまた感動。

みなさんもパリにお越しの際は、是非ここに来てみてください!!



 

 

翌日、おれたちが向かったのは街を少し離れた19区にある

「LA GEODE」日本語で「科学産業シティ館」と言われている場所で

ここの球体状の建物の中でIMAXの映像を見ようという計画。

ここのIMAX,球体の画面全体に映像が映し出されるので、

自然の風景や海の中の画像がきっと迫力だろうと期待していった。



 

 

本番前の球体状のシアターの中。

どういうわけかお客さんは少なく、こんな広い画面がもったいないくらいだった。



 

 

映画の種類は5種類くらいあっておれたちが行った時間は象とオランウータンを

野生に戻すまでに保護団体が育てる過程をドキュメントしたものと

南太平洋の西パプアの海の様子を一人の少年と共に紹介するドキュメンタリー。

 

どちらも迫力満点で、現地まで行かなくてもそこにいるような感覚で

映像を満喫。


 

 

この日は地下鉄をよく利用した。

IMAXのあとは、マンマルトルの丘に向かった。

モンマルトルは芸術家の街ともいわれピカソなんかもここに住んでいたんだって。

 

地下鉄を降りて地上に上がり、まず目にしたのはこの

ムーランルージュ。 赤い風車という意味の老舗キャバレー。

ここでエルビス・プレスリーやフランク・シナトラも歌ったんだとか。

 

 


そこから坂をゆっくり上って行くと、このサクレ・クール寺院がある。

丘の上でパリの景色が一望できる事でも有名で観光客で賑わう。
 


 

 

ここから坂を下って行き、Boulevard de Clichyという大通りを歩くと

ストリップショーなどをやる劇場やセックスグッズのお店などの

多いエリア。

この通りに次に向かう目的地があった。

 

それはエロチシズム美術館という所で、

世界のエロスに関する美術品が展示されているとてもユニークな所。


 

中に入ると、そんなに広くはないけど、セックスに関する世界からの
美術品がいたるところに見られた。

これは南米のインカ時代のもの。



 

 

こちらはギリシャ。

ギリシャ人は世界で最もセックスをする人達。

あの気候、白い家並み、島々、青い海と空とワインは

世界で一番セクシーだと思う。


 

 

日本の春画も。

昔の日本はもっとセックスにオープンだったっていうよね。





 

インドのカジュラホ寺院。

世界で最もエロスを崇拝し、描写した寺院だろう。

建物全体がこんな感じの彫刻でビッチリ埋められている。



この美術館の建物は7階まであって全階、様々な国の

様々な時代のエロチシズムの美術品が展示されてたのだけれど

これらの作品のエネルギーがけっこうヘビーで、

後半はけっこう疲れてしんどかった。

 


その日の夜はパリ最後の夜。

夕食は外したくなかったのでネットで評価を調べて見つけた

レストランに行った。

マレ地区にあるGlouというレストラン。

早めの時間だったのでウォークインでも空いててよかった。
 

おれたち好みのワインの肴にぴったりの食事。

タラモにサバのミンチにイワシのマリネ。

 

そして締めのデザート、ここのチーズケーキは絶品だった。

今回のデザート部門の一番でしょう。





































 

最終日、飛行機の時間が午後8時とかだったので

まだ日中少し観光できた。

 

最初に向かったのはマドレーヌ寺院。

ここも聖母マリアを奉った教会で、とにかくデカい。

古代ギリシャのアテネの神殿のような造り。

 

ちなみにおれも好きな作曲家フォーレはここでパイプオルガン奏者を勤め、

かの有名なレクイエムの初演はここで行われたんだそうな。





 

 

ここはまた広々とした空間。

同じマリア像だけど前のメダイ教会とはまたちがった感じ。
彫刻、絵画、建物、どれも素晴らしい作品。
 


 

 

最後に向かったエリアはカフェの多いサンジェルマン・デ・プレ地区。

この辺のカフェはとにかくピカソ、ヘミングウェイ、ダリ、

その他インテリたちや有名人がよく通っていたんだそう。

 

おれたちも休憩したかったのでたくさんのなかから

Cafe Les Deux Magots という所に入った。



 

 

オーダーしたのは、コーヒーとこのクリームパフ。

これボンマルシェでみたやつだよね。




 

それからこのエリアの教会、サンジェルマン・デ・プレ教会。

今回の旅最後の教会参拝だった。



 

 

そこからセーヌ川方面に歩いて行った。

途中見かけた地下鉄の駅の名前がセント・マイケル



 

 

その駅の通りの信号を渡るとミカエルの像が。
これでフランスでのミカエルも見納め。

 


これでフランスの旅もおしまい。。。
帰りはまたあのしんどいXL航空か〜。。と嘆きながら、帰路に経った。

ニューヨークに戻って家にたどり着いたときはホッとした。
このブルックリンのヴァイブ、そして我が家のヴァイブに安堵した。

ちょっと旅をふりかえってみよう。

教会で一番好きだったのはやっぱりル・ピュイ・アン・ブレの

サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂

でもモンサンミッシェルやメダイ教会も忘れがたく、
マドレーヌ寺院もやはり捨てがたい。
 

教会で懺悔や祈るということをはじめてしたと思う。

それは神社で現世利益を願うようなものとはちがう、

自分にとってとても貴重な祈りの時だった。

 

それはフィボナッチやら何やらの経験プロセスで生じた様々な

分離意識から湧き出た感情にたいして、
光の存在への赦しを乞う懺悔だったり、
ここまで導かれて来れた事の感謝だったり、
自分の感じた事ポジティブもネガティブも
ありのまま全てをそこに向けてさらけ出す行為だったように思う。

 

「変容」という言葉は今いる所からちがう場所へ移ってゆくこと。
それは今までとはちがう波動に移るという事。

さなぎが蝶になるように、さなぎの自分は死ななければ

新しい世界に生まれ変わる事はできない。
 

ずっと同じ場所で、コンフォートゾーンで生き続ける事を

幸せだという幻想を多くの人は持っているかもしれない。

だから自分の闇と向き合う事を恐れ、見ないようにする代わり

何かを犠牲に生きているのだと思う。

 

自分の経験から言えば変容は大抵苦しみをともなって来る。

なぜなら、自分が手放したくなかったエゴや信念を

見せられるものだから。

 

今回の旅はそんな変容の最中、人生の思い出のページとして

自分の心に深く残った忘れられない貴重な宝物。

 

人はきっと何度でも生まれ変われるものなんだと思う。

そして完全に生まれ変わった後になれば、

きっと過去を振り返ってその変容の経験を

愛おしく思える事になるのだろう。

 

この世は愛溢れる美しい世界なのだから。

メルシー、フランス!!

最後に撮ったのりことのツーショット。
ノートルダム寺院をバックに。

アーメン






 

Leave a comment

    Add comment