阿蘇の旅日記



知多半島から新幹線で一旦里帰り。
親と姉の住む故郷小倉に帰った。
駅にはネーちゃんが迎えにきてくれた。

北九州市は年々人口が減ってきてるようで、
100万人以上いた人口も今では90万人台になっていると言う。
ほんの10%程の人口減少とはいえ、70〜80年代の未だ栄えてた
時代を見てきた自分には顕著に活力を失ってるのがわかる。

それはきっと若い人が減ってきてるからかもしれない。

その反面、うわさに聞くところによると北九州市は日本全国の中で
一番住みやすい町に選ばれているんだと言う。

どういう基準でそうなったのかはわからないけど、きっと地震や台風など
天災の影響の強い日本列島の中でもそれらの影響が最小限だと言う事や、
それなりに町があり、自然があり、食べ物がうまく物価も安い事などが
考えられる。

東京や別の場所から九州入りした事もあって、
母の住むアパートから眺める足立山を見ると故郷にいる事を
しみじみ実感した。

この山がずっと自分が幼い頃から見ていた馴染み深い風景だったからね。

この日は珍しく快晴だったな〜。



家族との短い時間を過ごした数日後、
博多駅のレンタカーオフィスでのりこと待ち合わせ。
今日から2人で熊本の阿蘇へドライブする。

今回阿蘇を訪れる事になったのは、前回の阿蘇のサウンドヒーリング
ブログ掲載時にも触れたように、3月阿蘇に引っ越してきたばかりの
友人よしこちゃんとの繋がりがあったから。

主な目的は阿蘇神社での奉納と翌日のサウンドヒーリングのイベント。
そしてよしこちゃんと新しいボーイフレンドの様子を伺ってみたくもあった。

さて車を借り出発。
今や日本のカーナビシステムはかなりすすんでるみたい。
とりあえず住所を入れておけば、そこまでの道案内を
してくれるから地図要らず。
何キロ先に渋滞があるだの、工事中で片側通行だの
常に情報アップデートができている。



阿蘇までのドライブ途中で最初に訪れたのは
小国町のエリアにある鍋ケ滝。
去年も訪れて素晴らしかったのでのりこと改めて
来てみたかった。

そしてやはり美しい滝だった。


ベイビーもこの滝には御満悦。
今回日本滞在通して初めてのツーショットだったかもしれない。




そしてやっぱり熊本のゆるキャラくまモンは外せない。



よしこちゃんと阿蘇駅の近所の道の駅で待ち合わせていたので
しばらく道の駅で特産物を除いてた。


なんでんかんでんくまモンやけんね〜。



よしこちゃんと再会し近くの地元の食堂へ一緒にランチ食べに。
あとでボーイフレンドのヒロトもジョイン。


それから今日のイベント会場である阿蘇神社まで向かった。

1年半ぶりの阿蘇神社。
約半年前の2回目の大きな地震で楼門と拝殿が倒壊した。
思えば去年訪れた時が見納めだったわけか〜。

よしこちゃんに促され阿蘇神社の広告担当中島さんと
神職の内村さんを紹介される。

お二人とも気さくな方達で、初対面だったのできっと怪訝な
思いもあっただろうが、とにかく温かく迎いられて安心。

今回神社での奉納演奏を実現させて頂いたみなさんと宇宙の計らいに感謝。

早速応急かつ緊急で建てられた拝殿の部屋に連れられそこで支度を始める。
神職さんの話しによると地震で倒壊してからこの拝殿を建てるのに3週間ほどで
完成させたのだと言う。

そんな短期間で作ったわりにはしっかりとした建物で、
地面が砂利になっているくらいで立派な作りだった。

その地面の上にシートと布を敷いて楽器をセットアップ。

奉納演奏を始めるにあたってまず神職さんによる祈祷とお祓いの
儀式を行った。
おれはこういった儀式のプロセスには全くなれてなかったので、
神職さんの指示に促されるままに動いた。

そして演奏開始。
阿蘇に住まう八百万の神たちに音の祈りを捧げた。
それはこの土地に生きる人達、ご先祖様達、霊達、阿蘇の神様、
マザーアース・ファザースカイ、
文字通りあらゆる次元、波動に向けて。


写真提供はよしこちゃん




演奏のあとはみんなで記念撮影。

左からよしこ、ひろと、神職内村さん、おれ、のりこ。

みなさん協力ありがとうございました。

愛する阿蘇がさらに軽くなっていきますように。


演奏後、神職さんはおれたちを館内の応接間のようなところに案内してくれ
この神社の事などを話してくれた。

先の大地震により損傷した楼門は重要文化財。
なので国や県などから復旧にかかる費用の9割以上が援助される。

しかし、重要文化財でない拝殿などの建物は神社が自己負担で
賄わなくてはならないのだという。
なのでやはり億単位の出費が必要になるのだそうだが、その資金は
やはり寄付金などで賄われるものだろうから、きっと完全に
再建するまでに時間もかかるのだろう。

しかし神職の内村さんは今回の事を単に悲観的には捉えておらず、
こういうことがあったから、新しい再開のきっかけができたのだと、
前向きな姿勢が伺えた。

それは広報の中島さんも同じで、お二人とも過去に囚われるのではなく、
新たな現実に前向きに今に生きる姿が素晴らしく感じられた。


神職さんはさらにおれたちに倒壊した建物を見せるために
一般立ち入り禁止区域の柵を越えてさらに至近距離に案内してくれた。

こちらが重要文化財の楼門。
この姿を見れるのは最後だと言っていた。
これからこれを取り壊し、再建に動き出す。



さようなら古きものたち。






神社を出て、次は阿蘇の火口にできるだけ近いところで奉納演奏しようと
ヒロトの車で山を登って草千里まで行って見たものの、
霧がかかって視界がかなり浅かったので、きっとこりゃ
やる必要がないんだなーと思いたつ。

なのですぐに山を下り、露天風呂の温泉『湯ら癒ら』までくり出した。

完全貸し切りの源泉掛け流し露天風呂で15室の中から選べる。

おれとのりこが入ったのはこの桜の間で、部屋風呂は畳が敷かれた檜風呂。
外には岩風呂があって、温度がちがうから交互に入れ替わり入る。



夜はよしこちゃんの引っ越したばかりの新居で酒盛り。
地元の酒屋さんでローカルのワインを数種類見つけたのでおばさんに
どれがいいのか訊いたら「そりゃ一番高いこれよ」て言って
5000円のこのボトルを薦められた。

おかん、値段だけで言ってるやろ〜、とつっこみたかったけど、
まあせっかくよしこちゃんカップルにも逢えたのだから、
お祝いっちゅー事でためしに買ってみた。

菊鹿セレクション小伏野2014のシャドネー
テイストも飲みやすくいい香り、優しい口あたり&のどごしで
熊本産ワインに満足。

それから日本酒に極めつけの獺祭が出てきた頃にはおれはくだを巻いて
寝てしまっていた。




翌日、もうひとつのイベントを行うためによしこちゃん家のある一之宮の
町から根子岳経由で約30分のドライブで南阿蘇の高森に向かう。

この日は阿蘇滞在の3日間で一番いい天気だった。
なので阿蘇の五岳をじっくり拝む事ができたのは今回この日だけだった。

南阿蘇から眺める五岳。



今日のイベントはサウンドヒーリング。
南阿蘇は高森にある、「里の駅たにやま」という
カフェ・レストラン&ギャラリーで行った。

まわりはのどかで静かなところで根子岳の山の麓、田舎の空気に包まれた環境。
イベントはこの建物の2階にあるギャラリースペースを使わせて頂いた。

そのスペースは今回日本で行ったイベント中一番広かったので
みんなの横になるスペースの心配など全くいらずかなり余裕で
場所を使った。

ここの女将さんがイベントを行う事について気持ちをシェアしてくれた。

この部屋の奥の壁に貼ってある絵は吟遊詩人を描いた絵なんだとか。。
それはこのスペースがそういったアートやヒーリングなどに使われますように
という思いでこの場所に置かれたものだと。

そして今回のイベントは「即興吟遊詩人Osamuのサウンドヒーリングin阿蘇」
というタイトルを出していた。
なので女将さんは今回のイベントが自分の思いに繋がっている事を
嬉しく思うと話してくれた。

さて会場には地元や熊本の各地、鹿児島県、など様々なところから
訪れてきてくれた。
またある男性は別の参加者の方と当日出会い、誘われてやって来たのだと言う。
参加者はゆうし君を除いてみなさん初対面の方々。
どんなきっかけでもこうして南阿蘇まで逢いにきてくれた事は
嬉しかった。

そして何よりも自分にとっては九州の中心、火の国熊本の阿蘇で
このイベントが行うことは格別な思いだった。

それは自分が幼い頃からこの土地に愛着を持ってきた事、
その頃から言葉には表現しきれないハートの繋がりを感じてた事、

そして火山の土地でもあるのでハワイ島を思い起こさせる共通の神聖な
空気を感じるところから来るのだろう。

阿蘇に住む人達はこの土地を愛し敬っているのを感じる。
ハワイに住む人達が自分たちの土地を愛し敬っているように。

イベントは今までの中で一番少人数だった事もありより親密なスペースだった。
参加者全員から自己紹介にともない彼らがここに辿り着くまでの
ストーリーをシェアしてもらった。



今回全てのイベントで一貫して行った事のひとつに、
みんなである音程を合わせて発声でトーニングするという事をした。

そのために選んだ音はアーキュトニックの惑星チャイムの
ニビルとセドナ。

ニビルは災い、災難、無秩序(カオス)、破壊のエネルギーから
変容、変化、覚醒、進展、根源の力、などをもたらす性質。

セドナは被害者、犠牲者、傷、というエネルギーから
非二元性(ノン・デュアリティー)パラダイムシフト(抜本的変革)などを
もたらす性質。

それらの性質を持つ周波数にトーニングし、その波動を
ハワイの言葉をマントラにしてみんなで祈りを捧げた。

それは代表的な二つの言葉。AlohaとMahalo。
アロハは全てを受け入れる心、愛、思いやりであり、
マハロはありがとうなど、感謝を表す言葉。

このアイデアは自分がハワイ島のメリーモナークのフラの祭典を見た時の
フラの踊り手たちがペレや神々にチャントを唱え祈りを捧げるところから
来ていて、そのスピリットをこの一連のサウンドヒーリングで
表現したかった。





今回日本で行った全てのサウンドヒーリングのイベントで得た大きなものは
たくさんの人達との出会い、ふれあい。

全ての人が必ずしも、オープンに接してくれるわけではなく、
きっと不信な気持ちを抱いていた人もいるだろうし、
なかなか打解けれない人もいただろう。

しかしだからこそ、ヒーリングをやってるわけで、
本人が心を閉ざしている事に気づけるきっかけができるわけだし、、

ヒーリングするものとしてはそういう人達のエネルギーを感じながら、
それを受け止めるハートの懐の深さ,広さが本当に大切なんだなと感じた。

ましてや自分はもともとすごく傷つきやすい性質だったから
一昔前ならきっと心を閉ざしている人がいれば、自分もそのまま
心を閉ざして、嫌われているのだと被害者的立場で終わってたのだろうなと。

でも今はそうはならない。
それはおれ自身が持っていた恐れと同じだとわかるから。
その人の奥底に潜んでいる魂の本質に近づきたいから。

イベントが終わったあとは、全体的にみんなのエネルギーが
クリアで明るくなっていったのを確実に実感したし、
みんなとの距離がさらに近く感じれた。

ヒーリングというものを通じて音楽を表現できる事に
自分のハートからの喜びを感じた。
きっとこれからも音を通じてたくさんのひとと出逢いたい。

今回参加してくれたみなさん、来てくれて本当にありがとう。


イベントが終わったあと、夕方から雨が降り始めた。
この日は南阿蘇の温泉宿をとっていて、
きっと晴れてたら部屋から雄大な景色が眺められたのだろうけど、
雨で本当になんにも観えなかったので、部屋についてる半露天風呂
だけが楽しみだった。

翌朝も相変わらず雨だったので特にどこか行きたいところもなかったけど
阿蘇の最後にまた阿蘇神社を訪れ、近所にある門前町商店街を散策した。

ここは適度にお土産屋さんや食事処などが並んであり、あと水基という
わき水が流れるところがいたるところにあって散歩道としても十分満喫できた。








阿蘇をあとにして、霧の外輪山を登り福岡までの帰路に戻った。


これからも人と自然、それらを繋ぐ架け橋を音を通じてやっていきたい。
きっといろんな土地を旅しながら。。。

即興吟遊詩人おさむはただそう願うのでした。

かんながらたまちはえませ
かんながらたまちはえませ
かんながらたまちはえませ


 

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