情熱のアンダルシア II

 


翌朝、起きたのが午前11時過ぎ、、、時差ぼけや疲れが残ってたんだろうか。
チェックアウトの時間まであと一時間もない。

なのでばたばたと荷造りして部屋を出て、朝飯をとる間もなく西に車を走らせ
約2時間半。 セビリアの町に辿り着く。


スペインのハイウェイは標識もわかりやすく,道もなだらかで
運転しやすくスピードが出しやすい。 
それに加えてこのアンダルシアの自然の景色を眺めながらの
運転は旅の楽しみの一つでもある。
 

それとは全く対照的に一度街に入るとはじめは地図を持ってても戸惑う。
このセビリアも旧市街地区は道が迷路のようになっているので、

何回地図を見ても現在地が特定できない。


ま〜GPSとか持ってたらよかったのかもしれないけど、レンタカー屋に
そんなオプションなかったと思う。
 

あーでもない、こーでもないと、また同じところを廻ったりしながら

やっと場所を掴んできたところで車を駐車。

これだけでひと仕事な感じだ。




セビリアにもいくつかの世界遺産の建物がある。
アルカサルという宮殿はその一つで旧市街の観光名所の中心的存在。

そのアルカサルでこの日、世界のギタリスト&ミュージシャン、トマティートが
コンサートをする。。。それは La Bienal というフラメンコ・フェスティバルの
一貫でフラメンコの聖地セビリアでももっとも大きなイベントだという。

おれたちはそんな時期にラッキーにもタイミングよくこの地を訪問できた。



コンサートは夜の9時半から始まる。
この国は何でも始まる時間が遅い。。。けどそんなに不便は感じなかった。

ここも世界遺産の一つ。セビリア大聖堂。 世界で3番目に大きな大聖堂なんだそうな。



ショーが始まるまで少し余裕があったのでこの世界遺産の周辺を散策。


スペインでは女性ミュージシャンのストリートで演奏するのをよく見かけた。
ニューヨークやその他のアメリカの街で見かけるミュージシャンよりもローカルな
テイストとオリジナリティを感じたのは単に外国にいるからだろうか?

もしくはおれがアメリカンな音楽に飽きているだけなのかもしれない。




















今日もまた、明日もまたこの街はフラメンコのサウンドが響き渡る。


さてやっと時刻になりアルカサルの開園。
宮殿内のこんな建物の敷地内でコンサートは行われる。


トマティートの演奏をよく聴いていたのはおれが一時期フラメンコギターに傾倒していた
7〜8年くらい前の事。

フラメンコギターのゴッド、パコデルシア以降のスパニッシュギターとしては
斬新なスタイルだと思う。

その音色は彼の風貌のようにセクシーで、かつての硬派なフラメンコとは対照的に
メロディアスで音楽性はジャズ的なアプローチもあって、フラメンコフージョンな感じ。

いつかコンサートがあったら見に行きたいと思っていたので,
今回このフラメンコの聖地で彼を生で見れることの幸運はひときわ大きかった。

演奏が始まると、写真は撮らないように促されるので、演奏中の写真はない。
しかし音楽に聴き入っていたのでその事に無念はなかった。

彼のギターに加えて、2人のサイドギター。
3人のボーカル、カホン等のパーカッション、そしてゲストダンサーなど
それぞれに素晴らしい演奏だったけど、やはりトマティートのギターが一番よかった。

また音響もすごくよくて、生ギターのピックアップなしでマイクを近づけてるだけで
バランスよくあんな大きな音を出せるな〜と感心した。

ミュージシャンにとってライブ演奏で音響ほど重要なものはない。
こんな音響で演奏できたら幸せだろうな〜、、、とミュージシャンおさむ。

あるバラード調の曲(チャーリーヘイデンとパットメセニーのミズーリスカイに入ってるきれいな曲)
では、となりで聴いていたのりこも感極まって涙を流すくらい
美しいメロディーと音色を奏でていた。

彼の話す言葉をマイク通じて聞いたけど、これまたさやしそうで穏やかそうな、
静かな人って感じで、ダンディーでセクシー。

おれもこんなギタリストめざそー!!。。。ってすぐに感化されるギターキッズおさむ。

最後はみんな総立ちでバンドを讃える。
よかった、感動したよ、トマティート、、、このやろー!!



セリビアのフラメンコの祭典の夜はそんな熱狂の思いで深夜を迎える。



コンサートの熱も醒めやらぬうちに、バーで軽くワインとタパス。
名前は知らないけど、わりとローカルの人も来るバーみたいだった。

年季の入ったギターがほったらかされていた。
きっとここでもフラメンコの音が流れていたんだろうね。


フラメンコの染み付いたセビリアのバル。



上を眺めるとたくさんの古い時代のラジオがまた趣味がいい感じに置かれてて、
それぞれに味がある。

おれの頭の後ろにはこんなラジオ達が。。。
かわいいね。生きてるね。


このタバコの自動販売機、みょーにカッコいいよね。
カッコつけて買って吸ってみたくなる。

このバーでのりこと、さっきのコンサートの感動をシェアしながら、ワインを飲んだ。

「セビリアに乾杯。」

なんか毎日が感動の日々。こんなに幸せでいいんだろうか。。。って思わせるくらいに
幸せ感に浸りながら、今宵も更けていった。

すべてにありがとう。

次の目的地はロンダ。 

アンダルシアの情熱はまだまだ続く。。。





 

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