セドナから北東の位置にあるキャニオンデシェリー国定公園までは
車でノンストップで行って4時間はかかるところ。
朝5時に目が覚めて、それから出かける支度をする。
アリゾナの大地を旅するからお気に入りセドナ・ホールフーズで
水と食料を買いだめしておいて準備万端でセドナを後にした。
キャニオンデシェリーに行く途中、ホピの村に立ち寄った。
セカンドメサにある唯一の宿泊施設カルチャーセンター。
昔ホピを訪れた時はきまってここに泊まってた。
ここでお手洗いを拝借し、施設内のお店に入ったらホピの女性と話ができた。
どうしてここに来たの? って聞かれたから、前にも来たことがあって
それ以来繋がりを感じるんだよ~って答えた。
お店にはホピのカチーナドールが陳列されてあって、
それを見ながら心がウキウキしてた。
やっぱ好きなんだな~。
お店の女性もそれを感じて、カチーナドールの一つ一つの由来や役割を
とうとうと話してくれた。
ホピの人たちはカチーナとその文化に誇りを持ってて、
その話を聞くのはいつも興味深く楽しい。
とても素晴らしいトラディショナルなドールばかりで、
一つ買って帰りたい気持ちもあったけど、うちにはもう4体ほど
あるので、十分だったので気持ちを振り切って、ホピの女性との楽しい
会話をできたことに感謝し町を後にした。
セカンドメサをしたから望む。
かつてこの土地で観た、朝日と夕日の美しい光景は永遠に自分のハートに
焼き付いてる。
ここはファーストメサの付近
ドライブしながら、広い大地に現れる雄大な景色に息を飲む。
今日の選曲は最初はパットメセニー。
こういう場所にはやっぱりサイコーのサウンド。
それからネイティブアメリカンフルートのアルバムも流した。
この土地にはそういったサウンドがしっくりくる。
キャニオンデシェリー到着。
先にホテルにチェックインを済ませ荷物を置いて早速公園に向かった。
ここはナバホの居留地でネイティブアメリカンの聖地。
公園の敷地は膨大なので、車で何ヶ所もある展望できるところまで行って
景色を眺める。
上から眺めるとこういう感じ。
だいたい300メートルくらいはあるらしい。
渓谷の壁のところに2箇所くぼんだところがあって、そこにかつての先住民の
遺跡がある。
クローズアップするとこんな感じ。
なんで壁側なんだろう? どうやって上り下りするんだろ~。
梯子かあるいはロッククライミングか、あるいは飛んだりしてたりね。
下を見ると今も住んでる人がいるのか、畑なんかも見える。
しかし断崖絶壁。 精密な機械で切ったかのよう。
でもあるし、長い三角のチョコレートケーキのようでもある。
こんなところに穴が。
人が住んでいたのだろうか?
凝視するとなんか人工物の跡が見られる。
ここは一般の人は降りれなくって、ツアーガイドと一緒じゃないと
降りれないということ。
こういった渓谷が約42キロほど続いているんだとか。
唯一、一箇所だけ谷の下に降りれるホワイトハウスというトレッキングコースが
あるのでそこにって見た。
今日は車移動だけだったので初めてのハイキング。
そんでもってこんな感じの岩を降りていった。
岩肌がこんな感じになっててラインが美しい。
ここはかの有名な写真スポット、アンテロープキャニオンのような曲線の入った
赤茶けた岩がおおかった。
下を降りたところはトンネルになってて、そこを抜けると地面。
下はやはり巨大な断崖絶壁の岩に囲まれ静か。
きっと上より風も吹かず、影が多いので外的環境から保護されてる
感じなんだろう。
最終地点に遺跡がある。
ちょうどこの時は自分以外に誰もいなかった。
このタイミングでオファーリング道具を取り出し、祈りを捧げる。
セージを焚き、羽で煙を広げ、次のスピリットに祈った。
この土地の先祖のスピリット 。
アメリカンスピリット。
そしてマザーアース・ファザースカイに。。。
そしてティングシャを鳴らし、セドナで買ったポケットフルートで
奉納演奏。
この土地のスピリットが癒されますように。
この土地ではどういうわけかそうしたい気持ちが湧いてきた。
それは自分の魂がそう言っているような感覚。
さて降りてきた場所を戻るために登りの行程。
今日のメインスポット、スパイダーロックには夕焼けどきには到着したく、
ちょっと時間が押し気味だったので、早足で息を切らしながら
登っていった。
片道1.25マイルって言うから約2キロ。 往復4キロ歩いたわけだ。
あ~疲れた。
さっき下で見た遺跡は上から見たらこんな感じなんだね。
スパイダーロックはサウスリムの一番端にある。
ホワイトハウスからはドライブで15分くらいだったかな。
ギリギリ太陽の陽を浴びたスパイダーロックを拝むことができた。
ネイティブアメリカンの聖地
だけどそれは地球の聖地でもあるよ。
ここでも音は鳴らさなかったけど、スピリットへの感謝の祈りを捧げた。
それに応えてくれたかのように、その直後、向こう側にうっすらと短い
虹がかかっていた。
右の崖の上にかかってるんだけどわかるかな~。
肉眼だともっとはっきりわかるんだけどね。
広い空、広い大地、乾いた澄んだ空気に輝く太陽。
夕日が沈んだ後、渓谷はさらに色を赤く染めた。
今日のミッションは完了。
疲れたのでもうあとはすぐに寝るだけ。
グッドナイト。。。
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